2026年度定時総会を6月2日(火)15時30分から、KKRホテル東京にて開催しました。

議題及び審議結果
総会では、以下議案について審議され、議案は全て承認されて今総会の議事は終了しました。
第1号議案 2025年度活動報告ならびに収支決算報告
第2号議案 役員改選
第3号議案 2026年度活動計画ならびに収支予算案
第4号議案 紙製容器包装リサイクル推進協議会規約改訂
議事内容
1)開会
当推進協議会の小川専務理事が司会役を務め、定時総会の開会を宣しました。
2)会長挨拶
本日は、皆様、ご多忙中にもかかわらず、定時総会に多数ご出席をいただきまして誠に
ありがとうございます。
あわせて、日頃より当推進協議会の活動に対しご理解とご協力を賜り、あらためて御礼を
申し上げます。
この度、会長職を辞することになりました。長年 皆様にご支援を賜り感謝申し上げます。
さて、足元の情勢に目を向けますと、中東・東欧での地政学リスクの継続や、それに伴う
エネルギー問題、ナフサ不足懸念による不安定かつ不透明な情勢が続いており、国内の市場環境
も、物価の高騰や、人手不足など、多くの課題を抱えている状況です。
このような中で、当推進協議会の活動も年々多岐にわたることが多くなってきています。
今後、新たな法律の施行や改正も考えられ、各企業の皆様、各団体の皆様と深い連携が必要と
なってまいります。
皆様におかれましては、今後の活動に向け、引き続きご協力ご支援を切にお願い申し上げます。
3)総会成立の確認
小川専務理事から本日の出席状況について規約により過半数に達し、総会が成立していることを
報告しました。出席は36会員、委任状提出は21会員で、合計57会員となりました。
4)議長就任
規約第15条により、野口会長が議長に就任しました。
5)議長挨拶・議事録署名人の選出
議長挨拶の後、議事録署名人として議長が全日本菓子協会の原田常務理事及び一般社団法人日本
印刷産業連合会の飯島常務理事の両名を指名し、議場に諮ったところ満場異議なく承認され
ました。
6)議事
『 第1号議案 2025年度活動報告ならびに収支決算報告 』
議長から専務理事へ報告するように指示があり、専務理事が以下の2025年度活動報告ならび
に収支決算報告を行いました。
2025年度 活動報告
(1)紙製容器包装のリサイクル状況
指定法人の事業実績(2025年度市町村からの引取実績量、再商品化販売量)、
環境省の容リ法に基づく分別収集・再商品化の実績(2024年度実績)、当推進
協議会調査推計結果(2024年度実績回収量・回収率)を報告しました。
(2)自主行動計画2025フォローアップ報告(2024年度実績)
@ リデュースの推進:21.2%削減(包装用紙・紙器用板紙の国内出荷量)
A リサイクルの推進:回収率20.8%
(3)容器包装リサイクル制度見直しに向けた取り組み及び関連動向
<容リ法改正対策委員会>
@ 紙製容器包装の取り組み(環境省)
環境省 環境再生・資源循環局 資源循環課 容器包装・プラスチック資源循環室
内田容器包装等資源循環専門官と牧主査が当推進協議会にお越しいただき、3回に
わたり、複合品のリサイクルについての打ち合わせを行いました。これは2025年
度から初めて実施され、当推進協議会で立ち上げた複合品リサイクル推進WGの活
動を中心に説明、議論を重ねました。
ミックスペーパーを導入している自治体への訪問内容や、燃えるごみが多く、これ
を削減したいと考えている自治体の状況説明と課題を共有しています。また、全体
の課題として、紙製容器包装の自治体回収の際の標準化がなされていない実情や自
治体によって取り組み内容が違うことも併せて報告をし、今後の課題であることを
共有しています。
また、提言にもあるように、紙マークがリサイクルに準じていない課題も引き続き
取り組むべきと共有できています。今後も引き続き課題を共有し、打合せを行い、
解決に導きたいと考えます。
A CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)の取り組み
CLOMAの取り組みで当推進協議会は、紙に直接係わる部分である Key action
4&5の「代替素材の開発・利用(紙・バイオプラ等)」においては、法規制・基準
分科会ではリサイクルの観点から「紙製容器包装の識別表示の区分」の在り方を、
再資源化分科会では「未利用の紙系廃棄物、複合素材廃棄物のリサイクルについて」
を検討課題として、現在、当推進協議会で進めている複合品リサイクル推進WGの
取り組みを紹介しました。CLOMAでは中身事業者との取り組みでカップ等の回
収実験を行っており、当推進協議会ではミックスペーパー導入の取り組みを行って
いることから、回収方法別に取り組み、共有を図っています。
B 複合品(複合紙製容器包装)リサイクル推進WGの活動内容
1.複合品(紙+フィルム・アルミ等)のリサイクル推進は、容リ制度見直し・紙化要請
の高まりを受け、当推進協議会の重点テーマとして位置付けられました。
2.稲沢市・座間市・川崎市の先進事例では、ミックスペーパー導入後に回収量が
約1.5倍となり、焼却ごみ削減と市民利便性向上が確認されました。
3.成功の鍵は「受け皿製紙メーカー」「古紙問屋との調整」「市民広報・自治体運営」の
3点であることが明確化されました。
4.福島市は導入意欲が高いが、受け皿不在・古紙問屋3社の随意契約・逆有償リスクが
課題となります。
5.いわき大王製紙は難処理古紙の受入能力が高く、東北エリアの有望な受け皿として
位置付けられました。
6.郡山市も紙ごみ比率が高く、導入の可能性がありました。
7.RPFメーカー・製紙メーカー等を訪問し、複合素材処理技術の実態を把握し、制度
設計の基礎情報を収集しました。
8.全国製紙原料商工組合連合会等と回収が進まない10課題と基準見直しの必要性を共有。
特に「汚れていない紙容器包装の雑がみ化」「高度化法の活用」「RPFルート構築」
等の、新しい視点でのリサイクル率向上を検討しています。但し、紙製容器包装と一般
紙単体との棲み分けや容リ法や廃掃法との観点からも課題があり、これらも含めて
課題解決を図ります。
9.複合品リサイクル推進WGとしては、東北初の成功事例(福島市、郡山市)創出を軸に、
自治体・古紙問屋・製紙メーカーの三者協議体構築を進める方針です。
10.店頭回収で雑がみを扱っているメーカーの確認を行いました。今までこれらを考慮
していない状況から、組成分析等も含めて検討を行います。
(4)紙製容器包装の会議・調査活動
<技術委員会>
@ 回収物の組成分析調査
A 紙製容器包装のマテリアルフロー(2024年度)の作成
<総務委員会>
B 市区への回収量アンケート調査
(5)3R推進のための広報・啓発
<総務委員会>
@ 「3R改善事例集第19版」の発行
A パンフレット「紙製容器包装のリサイクルについて」
B 「エコプロ2025」出展(12月10日−12日:東京ビッグサイト)
(6)3R推進団体連絡会における取り組み(自主行動計画と主体間連携の推進)
@ 自主行動計画フォローアップ報告(12月19日:経団連会館)
A 主体間連携の推進
・「容器包装3R推進フォーラム」(新宿区;1月29日)
・意見交換会「容器包装3R交流セミナー」(大津・山口・千葉市)開催
・3R市民リーダー育成プログラム
・展示会への出展
(7)会員への情報提供
@ 紙推進協ニュース(No.123〜126)の発行やメールの発信
A「3R改善事例集第19版」を全会員に送付
B ホームページの充実
(8)2025年度収支決算報告
収支決算報告後、2026年4月14日に有賀税務会計事務所が、2026年4月27日に
江崎グリコ株式会社の島田監事と森永乳業株式会社の佐々木監事が監査を実施し、会計処理が
適正であるとの監査結果について両監事を代表し島田監事より報告していただきました。
第1号議案について議長が質問、意見を求めたところ満場異議なく了承されました。
『 第2号議案 役員改選 』
議長から専務理事へ説明するように指示があり、役員改選について説明を行いました。
当推進協議会の役員の任期は2年で、本年度は役員改選の年でございます。さらに当推進協議会
会長のTOPPAN株式会社の野口代表取締役社長 理事の全日本菓子協会の鶴見専務理事 一般社団
法人日本印刷産業連合会の飯島常務理事の3名の方が役員を退任されます。
後任の人選は、5月18日開催の理事会で、新年度の体制について「第2号議案」の通りの役員
候補と致しました。
新会長候補は、TOPPAN株式会社の新居執行役員生活・産業BU副BU長に、新理事候補は、
全日本菓子協会の原田常務理事に、また一般社団法人日本印刷産業連合会の佐藤常務理事です。
以上、第2号議案の説明を終わります。
第2号議案について議長が質問、意見を求めたところ満場異議なく了承されました。
<新居新会長挨拶>
この度、当推進協議会会長に就任致しました新居でございます。野口前会長の後任という
ことで、その任を重く感じています。何分、このような大役をお引き受けいたしますのは初めて
ですので、皆様のご協力のほどよろしくお願い致します。
また、本日は皆様ご多忙中にもかかわらず、当推進協議会定時総会に多数ご出席頂きました
こと、あらためて御礼申し上げます。
さて、先ほど、野口前会長が申し上げましたとおり、足元の世界情勢や、国内市場環境など
様々な課題があります。その中で、紙製容器包装のリサイクルに関しても多くの課題があるのが
実情です。
当推進協議会は、資源や製品を可能な限り長く循環利用し、廃棄物と環境負荷を最小化
しながら 経済成長を目指す「循環型経済」の考えのもとに活動を進めております。
第5次となる自主行動計 画2030の達成に向け、着実な取り組みを継続し、市民や自治体の
皆様との連携も含め、安定的 で合理的なリサイクルシステムの構築を目指す所存でございます。
そのためには、本日、ここにお集まりの皆様方とのさらなる連携と協働が不可欠でござい
ます。
どうか絶大なるご支援、ご協力、そしてご指導を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
『 第3号議案 2026年度活動計画ならびに収支予算案 』
議長から専務理事へ報告するように指示があり、専務理事が以下の2026年度活動
計画ならびに収支予算案について報告しました。
2026年度 活動計画
(1)企画・運営
<運営幹事会>
今後の体制に向けたフレキシブルな運営を運営幹事会で検討いたします。
(2)容器包装リサイクル制度の見直しに向けた取り組み
<容リ法改正対策委員会>
@ 自主行動計画2030(2026〜2030年度)の発表
第5次自主行動計画である自主行動計画2030(2026〜2030年度)の数値目標を
含めた目標を設定し、自主行動計画2030としての発表を5月に実施しました。
A 自主行動計画2025のフォローアップ報告(2025年度実績)
自主行動計画2025(2021〜2025年度)の最終年度(2025年度)のフォローアップ報告
を経団連とともに12月に記者発表します。
B 紙製容器包装の「容器包装リサイクル制度の見直しに向けた提言」実現に向けた取り組み
当推進協議会による紙製容器包装の「容器包装リサイクル制度の見直しに向けた提言」と
して、紙製容器包装の紙単体と複合品の区別表示を設定することを提言し「容器包装リサイ
クル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書」における分別排出の考えられる施策の例
として、「紙製容器包装の回収量の拡大の観点からの識別表示の検討を引き続き行うべきで
ある」と課題の改善を含めた見直しと、複合品(複合紙製容器包装)リサイクル推進WGの
取り組みを進めます。
C CLOMAの取り組み
CLOMAの取り組みで当推進協議会は、紙に直接係わる部分である Key action4&5の
「代替素材の開発・利用(紙・バイオプラ等)」においては、法規制・基準分科会では
リサイクルの観点から「紙製容器包装の識別表示の区分」の在り方を、再資源化分科会では
「未利用の紙系廃棄物、複合素材廃棄物のリサイクルについて」を検討課題として、現在、
当推進協議会で進めている複合品リサイクル推進WGの取り組みを紹介しました。CLOMA
では中身事業者との取り組みでカップ等の回収実験を行っており、当協議会ではミックス
ペーパー導入の取り組みを行っていることから、回収方法別に取り組み等を引き続き検討
します。
D 複合品(複合紙製容器包装)リサイクル推進WGの取り組み
2025年度に取り組んだ課題に対して、推進をしてまいります。
・各自治体訪問と古紙問屋・製紙メーカー訪問による複合品リサイクル率向上
・定期開催(年4回)によるWGのスピードUPと共有化の促進
・各種メーカー(製紙・RPF等)への現地訪問(全メンバー対応含む)
・各省庁への働きかけ(環境省との打合せ継続含む)
・再資源化事業等高度化法の認定制度活用による複合品リサイクル率向上
(3)紙製容器包装の調査活動
<技術委員会>
@ 回収物の組成分析調査
A 紙製容器包装のマテリアルフロー(2025年度)の作成
<総務委員会>
B 市区への回収量アンケート調査(人口9万人程度以上303市区対象)
(4)3R推進のための広報・啓発
<総務委員会>
@ 「3R改善事例集第20版」の発行
A 展示会への出展
B 会員への情報提供
・「紙推進協ニュース」の発行やメールの発信
・「3R改善事例集第20版」を全会員に送付
・ホームページの充実
(5)3R推進団体連絡会における取り組み(自主行動計画と主体間連携の推進)
第5次自主行動計画にあたる自主行動計画2030(2026〜2030年度)の数値
目標を含む活動計画を5月に発表、自主行動計画2025(2021〜2025年度)の
最終年度(2025年度)の成果を12月に経団連とともにフォローアップ報告とし
て記者発表、3R推進団体連絡会として団結して取り組みます。
今年度は、幹事長に就任しました。
主体間の連携を推進するために、@3R推進フォーラムA3R交流セミナー
B3R市民リーダー育成C「こどもエコクラブ全国フェスティバル2027」参加
の予定です。
(6)2026年度収支予算案説明
専務理事より2026年度予算案について説明しました。
第3号議案について議長が質問、意見を求めたところ満場異議なく了承されました。
『 第4号議案 紙製容器包装リサイクル推進協議会の規約改訂』
専務理事が紙製容器包装リサイクル推進協議会の規約改訂について説明しました。
当推進協議会の規約第7章第29条に、競争法遵守の内容を追加しました。
第4号議案について議長が質問、意見を求めたところ満場異議なく了承されました。
議長は、以上をもって議案の審議はすべて終了した旨を告げました。
2025年度の個別活動報告については、パワーポイント資料を基にプロジェクター
を使用して「自主行動計画」及び、「総務委員会活動報告」、「容リ法改正対策委員会活動
報告」、「技術委員会活動報告」について専務理事ならびに山崎委員長、遠藤委員長より
報告しました。
この後、専務理事は 総会運営に対する謝辞を述べ閉会を宣しました。
2026年6月8日
議 長 新居 善次
議事録署名人
理 事 原田 英明
理 事 飯島 由紀